お祭り。
お祭り。 2018.6.2
朝、8時30分・・・・・ドーン、ドーン、ドドーン・・・と空に響く大きな号砲。
子供の頃から聞いていた、うきうきと心が騒ぐ音・・・・・・。
横浜市鶴見区の潮田神社の例大祭・・・お祭りの始まりの合図だ。
遡って幼いころの私は、この音と同時に町内会館に置いてあった和太鼓を叩いて、大人達にお祭り
の始まりを催促していた。
そんな事が脳裏に過ぎる中、昔、父親が造った浜町1丁目の神輿の担ぎ棒を設置している様子を見に、そばの町内会館に立ち寄った。
町会の方々に混じって、手馴れた作業で、お隣のお主人が神輿の綱を締めていたり、宮師の晴行が会館の準備を手伝っている。
私は、西神奈川店を開店しなくてはいけないので、祭りの楽しみは仕事が終わった後の夜になる。
もっぱら、町会の行事は宮師の晴行にまかせっきりだ。
毎年、夜に町内会館から出る、この神輿の写真を撮っている。
フラッシュを使い、神輿の動感を出す為に神輿をぶらして撮る。
この時、担ぎ手がぶれてはいけないので、その動きは止める。
オープンフラッシュの技法の応用だ。
多分に偶然性の要素が多く、予測不能な結果が出るので、そこが楽しい。
今年は、被写体の担ぎ手がフォトジェニックな人達が多く、作品になった。
なんと、近所の工務店のメンバーと友人達だと解り、写真データを差し上げる約束をした。
今は亡き父親も、現代になり、まさか、バッテリーを搭載して、提燈に明かりを入れ担ぐとは思いもよらなかっただろう。
しかし、彼の思いが注入されたこの神輿を準備し、担いでくださる方々に感謝だ。
翌日の夜、日課の早歩き運動を兼ねて、コンパクトカメラを持って、夜店が並ぶ本町通り商店街に行ってみた。
潮田神社の周囲の夜店は、祭りを楽しむ群衆が多すぎて、その中には入れないので、私にとっては本町通りが丁度いい。
外国人も多く、夜店も群集も国際色豊だ。
浴衣やお祭衣装の人が溢れている中、大型の神輿がゆっくりと練って移動するが、その周りは神輿関係者の塊となっている。
いつも、この時期は梅雨の時期に重なるので、天気が気になるが、今年は2日~3日、共に快晴でよかった。
父親の喜んでいる顔が浮かぶ。
潮田神社例大祭
6月1日(金)・・・・大祭式・本宮神輿霊奉還の義。
2日(土)・・・・氏子神輿御霊入。・各町神輿連合渡御。
3日(日)・・・・神幸祭。・本宮神輿御巡幸。