母親との1年ぶりの再会。 2022.5.27
母親との1年ぶりの再会。 2022.5.27
91歳の母親の入居施設が変わり、より自宅に近くなり良くなった。
コロナ禍で以前の施設では全く面会が出来なく、当人も家族も寂しい思いを抱えていたが、新しい施設ではオミクロン株も落ち着き、3回目のワクチン接種も済んだからか、予約して、フェイスシールドとマスク装備で一度に2人まで面会が可能になった。。彼女は環境が変わってすぐは気持ちが落ち着かないので、入居後凡そ1週間してから面会に行って来た。
彼女が嚥下困難が原因で誤嚥性肺炎になり、その時の施設から病院に緊急入院したので病院に面会に行った時から、凡そ1年ぶりの対面だ。
今度の移転した施設2階の当人の部屋では面会は出来ず、1階の面会室で、透明のパーテーションで仕切られたテーブルを挟んでの面会だが彼女は耳が遠いので、私は彼女の隣に座った。
健康そうで、顔色も良くまず一安心だ。
さて、話の理解度が気になる。
私が解るか聞いた。
こーちゃん・・・と答えてくれた。
共通の知り合いや家族の近況を話したが、表情が乏しく、多分この様な環境では会話をする機会が少なかったのかもしれない。
私のスマホに入っている家族や友人の写真を見せた。
スマホの画面をタッチすると、画面が変化すると思っているのか知った顔が出るとタッチしている。
カメラを持ち込んでいたら、それに気づきカメラを指差して私に撮るように促した。
ポーズでOKサインを出すので、お金マークみたいに見えるのでVサインを出すように話した。しかし、終わりに近いショットではOKマークに戻っていた。
はい、笑ってと言うといつもの彼女の笑顔が現れた。
この笑顔に彼女の今の心境が現れていて救われた気持ちになった。
許可を取っていた、好きだった週刊誌、スポーツゼリードリンク、ヨーグルトを差し入れしてきた。このままコロナが落ち着けば、ちょくちょく会えるのだが・・。