中野信子氏の新刊・・・・・化学がつきとめた「運のいい人」より・・祈りに続くお話。 2024.4.7
中野信子氏の新刊・・・・・化学がつきとめた「運のいい人」より・・祈りに続くお話。 2024.4.7
新聞内の新刊の紹介記事で、中野信子氏の写真の帯が巻かれた本を発見した。
新版 化学がつきとめた 運がいい人」と言うタイトルの本。
彼女はテレビのお昼のニュースワイド番組で何時も鋭いコメントを言っている人で、東大卒の脳科学者だ。
運」と言う化学とは別世界と思う事を、この美しい脳科学者はどの様に解明したのだろう。
早速、購入した。
運の良し悪しの判定は考え方で、、、、例えば悪しき事が起きた場合などで、
悪しき事を運が悪かった・・・と考えるか、辛かったが試練を与えられたのだ・・・と考え方で反対の判定になると言うくらいは分かっている。
この本は運を良くする為の行動や考え方をメソッドとして示しているのだ。
読んでみて印象に残った部分を書き出してみた。世間的な考えでなく、自分だけの価値観で判断し行動し、他者を思いやる。
自分は運がよく、他人と共に生きるのだと考え行動する。ここで、登場するのが、脳内物質の・・・・脳の過剰な覚醒、活動を抑え安心感、安定感、落ち着きをもたらす・・セロトニン(幸せのホルモン)。
セロトニンに対してメラトニンがあり、私はこの二つのホルモンの事を以前、睡眠専門医の白濱龍太郎氏の著書、「熟睡法ベスト101」で知っていた。
この本での知識は・・・夜間の寝ている時に脳内に占めているのがメラトニンで、日中はセロトニンが分泌されている。
セロトニンは自律神経のバランスを整え、心のバランスを整える働きをし、夜になると自然な睡眠を促すメラトニンに変わると表記されている。
セロトニンのホルモンの活動が抑制されると、うつ病になったりするとネットで読んだことがある。ドーパミン・・・やる気・・の元になる。 ノルアドレナリンは集中力を高める。
これらは、増え過ぎは健康に悪影響がでるので、モノアミン酸化酵素がその調整をしていて、それが幸福のバロメーターになっているそうだ。運のいい人は・・自分は運がいいと思い込む。
運のいい人は・・プラスの自己イメージを持つ。
運のいい人は・・運がいい、ツイていると声に出して言う。
運のいい人は・・積極的に運のいい人とかかわる。
運のいい人は・・早寝早起きをする。早寝早起きの効能は・・・・
体内時計、(サーカディアンリズム)が整うと睡眠時のメラトニンが増えて体内の活性酸素を分解して、抗ウイルス、老化予防をし、日中に幸せホルモンのセロトニンを脳内に増やし、心のバランスを整え安心感をもたらし、運を良くするそうだ。運のいい人は良い妄想をする・・・・
褒められたり、得をしたりすると脳が喜びを感じ、意欲や快感を作るドーパミンが分泌される。
等々、色々な運が良くなる方法を展開していて興味深い。そして、後半の第5章では・・運のいい人は祈る・・・に続く。
運のいい人はより多くの人の為に祈る・・・・
朝は、成りたい自分・・成し遂げたい目標・・
夜は、その日の反省・・・できなかった事を考え、明日に出来る事を考える。
これらを続けていれば、脳は良い変化を遂げ・・運のいい脳になっていくと締めくくられている。私の見解は更に加えて・・全てに感謝だ.
私の持論。
いくら努力しても叶わぬ事が多く、良き事、悪しき事が起きる。
それを運悪いとか良いとか言うのだが、これは世の中を支配している何か目に見えないとてつもなく大きな
スーパーパワーみたいな力が働いているとしか考えられないのだ。
このパワーを神仏に置きかえる事で朝夕に神仏に祈願している。奇しくも、脳科学者の中野信子氏の語る祈りが運を良くすると言うメソッドと私の祈りの認識が少し違っているが何か共通点があって嬉しくなった。
今後の中野信子氏の更なるご活躍に期待したい。