カマキリ。 203.10.10
カマキリ。 2023.10.10
3日前、仕事から帰宅してエントレンスのドアーを開けようとしたら、カマキリがしがみついていた。
緑色から薄茶色に変わりつつある。
猛烈な暑さだった夏は秋に押しだされたみたいに、朝晩の気温が下がり寒いくらいになっている。
このカマキリは翌朝も同じ場所に居た。
気温が下がった夜間をここで過ごしたのだ。
スマホで写真を撮るために近づいたら警戒して少し動いた。 生きていた。
子供の頃、カマキリは怖いから近づかない方がいいと聞いていて、やはりあまり関わりたくはない。
まして先日、YouTube でカマキリの捕食の様子を観たばかりだ。
セミ、バッタ、コオロギを両方のカマでしっかりと抑えて頭から足まで、むしゃむしゃと全てを食べ尽くしていた。
カマキリを捕まえるには背後から上半身の方をしっかりと掴まないと噛まれるそうだ。
まあ、私がカマキリを捕まえることはないと思う。
両方のカマを構えて勇敢に獲物を捕らえていたであろう彼も、今は色を失い、薄茶色の体は余命が余りないことを示している。
この猛烈な暑さの中で誕生して、はたしてどの様に過ごして来たのだろう・・・。
私も彼も観測史上稀な暑さを凌いできた同志の様な思いで、まだがんばれよ・・と彼を写真に収めた。