マインドフルな歩き方。
悩みの9割は歩けば消える
川野泰周
精神科・心療内科医 臨済宗建長寺派 林香寺住職。
たった1分で脳の疲れがとれる歩き方。マインドフルな歩き方。
この本の著者が、お坊さんで精神科医という事に興味を抱きました。
私の疲れの殆どは脳疲労でして、ネット社会、色んなストレス、高い緊張感でどなたも神経は消耗していますね。
私は、帰宅してから、凡そ30分の早歩き運動をしています。
歩き始めて、凡そ10分くらいすると、この脳疲労が、すーっと消える事を知っていますので、この本の指摘の、マインドフルという考えに興味を持ったのです。
マインドフルって何だろう・・・という疑問です。
この本は、マインドフルネスと仏教の禅で得られる境地が同一と説いていて、このことで集中力も高まるそうです。
その究極が、アスリートが体験する究極の集中状態の「フロー」と言う、時間がゆっくり進んで、あらゆる動きがまるでスローモーションの様にかんじられる・・・事というのです。
歩行瞑想・・・マインドフル・ウオーキング・・・・。
この効能を精神科医として学術的に説明していています。
砕いて解釈しますと・・・歩いている時に足の裏の感覚に意識の注意を向けることで・・・気になっている事など頭から、それらの注意資源を切り離す・・・がポイントだそうです。
つり革瞑想・・・電車の社内で行う瞑想の実践指導もあり、
精神科の学問とはこの様な解釈から成り立っているのかと、感心させられましたし、
毎晩の早歩き運動が楽しみになりました。
そして・・・
この川野泰周さんの本を、再度、購入したのです。
タイトルが・・・・・・ぷち瞑想習慣。
この本では、数種類の瞑想のやり方が紹介されています。
そして、その効能。
中でも私が興味を持ったのが・・・
呼吸法で、ヨガで採用されている「ウジャーイ呼吸」という呼吸法にちかく、喉の奥を少し締めるようにして、
喉の奥から・・ううううう・・・・と唸るように細く息を吐く。
椅子の後ろに両手を回し、胸を反らして上を仰ぎ見るように行う・・・これで体の緊張も解きほぐれると言うものです。
次に興味を持ったのが、「タッピング」と言って、赤ちゃんをあやす時の様にとんとんと一定のリズムで身体に刺激をあたえることで、落ち着きを得る。。
あと、「キーアクション」の話。何かをやる前にやるルーティーンワークのこと。
集中力を高めて精神を研ぎ澄ませる効果がある。
終わりの部分での睡眠に関しての記述があり、大変に感銘しました。
睡眠に勝るリセット術はない・・のページで
夢を学術的に説明しているのです。
夢はその人が眠り続ける為に、睡眠が分断されず、途中で起きてしまわない様に見ると言われている。
夢の内容が現実ばなれしているのは、少し形を変えて無毒化し、刺激を和らげている。
嫌な悩みなどを、夢の中で疑似体験して・・これは現実ではないと消化させ、朝、すっきりさせている。
夢があまりに現実的であったり、悪夢などは、夢の検閲能力が備わってなく、夢で無毒化できないほど、
深層下に重い悩みやストレスがある状態で、それは心が健康でないと判断するそうです。
私はよく夢をみていまして、今は亡き友人達、家族との夢での再会は、あたかも彼らと同じ時空で過ごしていて、後で夢と気づくのですが、彼らと再会できて得した気分になっています。そして時に奇想天外であったりしますが殆どは覚えていません。
この2冊の本を読んで、知りたくなった事があります・・・・・
私がいつも仕事中にやっていることで・・居眠り・・・昼寝のように完全に寝るのではなく、眠りに落ちる前に寸止め状態でいることです。頭の中は何も考えてない無の状態で、たた寝入らない様にする為にテレビの音量を下げたまま付けっ放しにしていますが、その内容は気にせずにいます。
これが数分で脳の疲れが解消されてすっきりします。
これは、マインドフルネス・・瞑想・・なのでしょうか?
ただの居眠りなのでしょうか?
川野泰周 (かわの・たいしゅう)1980年生。
臨済宗建長寺派林香寺第19代住職。精神科・心療内科医。1980年、横浜市生まれ。応義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修終了後、慶応義塾大学病院、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修業。2014年より横浜市にある臨済宗建長寺派・香林寺で住職を務める。その傍ら、都内、横浜市内のクリニックなどで、精神科医療にあたっている。(自己紹介の中より)
この店主のブログの記述は・・川野泰周さんの2冊の本より一部、抜粋させていただいています。
2018.5.19