地元言葉。 2018.11.20
地元言葉。 2018.11.20
年末を翌月に控えたこの頃ですが、うすら寒い時期になってきました。
この、うすら・・・・という言い方は私の地元の表現なのかどうか、かいもく解りませんが、うすら・・・・は、うっすら、少しと言った意味合いで使っていまして、うすら汚い、うすら馬鹿・・・・と言ったりと、けなす要素が含んでいる場合もあります。
実は、歯の痛みの表現で、思わず歯科医院で・・・・先週から親知らずが、うすら痛いのです・・・・と歯科助手の方に話したのです。
この歯科助手の元でレントゲン写真を撮り、先生が写真を見ながら歯科助手から私の容態を聞いていたのですが、この歯科助手は、先週からずきずきと痛んでいるそうです・・・と説明したのです。
ずきずきでなくて、うすら痛いのです・・・と私から説明を訂正したのですが、この若い歯科助手は、うすら痛いの、うすらを理解していなかったようなのです。
歯科医も理解していたかは解りません。
私としては、少しの薄い痛みの表現として、我ながら巧い言い回しをしたなと自負していただけに、理解されず、ちょっと、がっかりした次第です。
地元でも、地域外から来られていたり、世代が若かったりしますと、この言い回しに馴染みがないのです。
私の地元、下町は昔、言葉使いが荒い、汚い傾向があり、おまけに宮師職人である父親や彼との交流があった、大工、左官屋、工員などの言葉は職人言葉や工員言葉が混ざり、独特で、べらんめい要素が加味していて、おまけに東京に近い事もあり、(ひ)と(し)の発音の違いも曖昧でして、私などは英語のレッスンで、He と She の発音で困っていました。 男と女が逆になっちゃいますからね。
昔、親戚が泊まりに来た時、こっちの人間はいつも喧嘩をしているみただ・・・と呆れていたのを思い出します。
私も、そんな生活環境で身についた言葉を直すのに、苦労しましたが、未だに敬語が苦手で、お客様に失礼をしている次第です。