神棚のある生活。 2023.11.26
神棚のある生活。 2023.11.26
神棚のある家では年末の12月から年始に向けて、神棚の掃除をして、しめ縄も替えて、お札を入れ替える時期になります。
氏神様の神社や信仰する神社で新しいお札を受けて来て、1年間お祭(祀)りしていたお札と入れ替え気分一新、新しい年をスタートします。
そうです・・・一般的にお札はこの時期に取り換えるのです。
この時、古いお札は神社の境内で行っているお焚き上げで一年の感謝を込めて燃やしてしまいます。
一部には家で、天照大御神、氏神、年神様のお札をお宮に収納せずにむき出しにお祭(祀)りになっておられる方がおられますが、ぜひ、お宮に収納して頂きたい。
これによってご神体(神様)の神秘性が増すのです。
殆どの神社ではご神体(神様)を拝見することが出来ません。
そうです、この神秘性はとても大切な要素なのです。
但し、商売繁盛、身体健全などが書かれた大型のお札はお宮に収納はせずに、お宮の横に立てかけます。右側か左側かは認識が分かれます。さて、マンションや洋間には神棚は似合わない・・・とおっしゃる方が居ますが、どの様な様式の部屋でも、
調和するものです。
どんな建物でも木工職人であれば取り付けは殆ど、大丈夫です。
昨今のお仏壇は家具調デザインのものが目立ちますが、私の認識では神棚、お宮に付いては今まで通りの伝統的な造りには勝りません。
伝統的な造りのお宮は昔からの習わしなどを内在して現代まで残ってきている伝統の重みがあり、現代的にデザイン化されたものはこの重みや神秘性が勝りません。
当店では、110年に渡り横浜で宮師(お宮、神具を造る職人)を営んでいる家で現在、当店の宮師 石榑晴行は3代目に当たります。
宮師は神様の清らかさや神秘性を演出するのがお仕事と認識しています。
朝夕、かしわでを打って神棚に向かってみてください。
神様を身近に感じてみて下さい。
きっと、運気が強くなると思います。
まあ、信じる、信じないは個人的な信仰、考え方によりますが・・・・玉倉神仏具店 店主 石槫幸太郎
この神棚はマンションの洋間リビングに設置したものです。 天井に接した高い場所が好ましいですが、タンスの上などに設置する場合もあります。